ハート

うつの症状と治療法

うつ病は、ストレスが原因で発症してしまう精神病の一種です。治療は抗うつ剤やカウンセリングが中心となりますが、患者一人一人に合わせた治療を行うというのがとても重要になります。早期発見を心がけると共に、焦らずゆっくり治療していくことが大切です。

ウーマン

女性ホルモンが影響

男性よりも女性がうつ病を発症しやすいのには、女性ホルモンが関係していることもあるからです。特に更年期にはホルモンバランスが乱れやすいため注意が必要です。更年期障害による不定愁訴と非常に症状が似ているため見極めが重要になります。

中身は千差万別

男の人

小石に躓くことも

うつ病の時にはごくごく小さな小石にも毛躓いてしまうことがあります。他人の一言に反応したり、注意を受けたりすることで自分はもうダメなんだと絶望してしまうこともあるほどです。あるいは、他人からみれば大した失敗でもないのに、大失敗をしでかしたかのようになり、取り返しのつかないことをしてしまったと考えることもあります。つまり、うつ病の時は非常に心が揺れやすく弱くなっているということです。逆に健康なときは少々の石に躓くこともなければ、大きな石も平気でかわせるくらいです。また、他人の言っていることは軽く受け流すことができますし、注意を受けても必ずしも自分だけが悪いだけではないと考えることができます。こうなるとうつ病はとても損な精神状態をしていることになります。現実はそれほど悪くないのに、それを悪いほうに過大評価して自分で自分を追い込み、さらに苦しんでしまうわけです。そして、うつ病では心が病んでいると同時にカラダもだるくてしょうがないというのが一般的な症状です。まるで、鉛でも背負っているかのようにカラダが重くなります。そのため、歩くスピードが極端に遅くなることもあります。自分では普通に歩いているつもりなのに次から次へと後ろから来る人に追い抜かれていきます。足取りが極めて重く、背中は丸くなり、目はうつろでただ右足と左足を交互に運んでいるというような感覚があるなら注意が必要です。会社への通勤に時間がかかったり、家を出るまでの準備に無意識的に時間がかかってしまったりするので遅刻も増え始めます。そして、カラダの筋肉が硬くなるというようなことも起きます。背中などがまるで鋼のようにカチカチになり、コリが原因で頭痛や吐き気をもよおすこともあるほどです。さらに、うつ病の時はとにかく考えがうまくまとまりませんし、良いアイディアや前向きな発想も出てきません。仕事をしていてもやらなければならないことは、まったく集中できないので、仕事は片付かず時間だけがどんどん過ぎていきます。そうなると自分はいったい何をしているのだろうという憤りと焦りの気持ちが湧いてくるので、ますます仕事に集中できなくなってしまうわけです。そういう時は、その場から離れて深呼吸をしたり、自分なりに小休止を設けるようにします。あまりにもひどい時には、早退をして様子をみて改善しない場合には、休職を視野にいれることが大事になってきます。さらに、うつ病の治療中は状態がひどくて自分でも些細なことを気にしすぎてしまうと感じることもあります。その一方で、抗うつ剤を飲んで比較的元気なときにはうつ病が重度の時ならもっと深刻に受け止めているだろうなと同じような状況に出くわしても、今は気にならないといった感覚を繰り返していくことになります。同じ人間であってもその時の体調や心の状態によって物事に対する対応力に大きな差が生じているわけですから、人物が変わればまた違った反応の仕方があるため、うつ病というのは中身を見ていくと非常に千差万別なわけです。しかし、共通しているのは絶望感や生きているのが辛いと考えてしまうことです。ここで大事なのは、正しい開き直りです。うつ病でいろいろな状況が悪くなっているのなら、状況をあるがままに受け入れ、後はどうならろうと知らないぐらいのスタンスで治療を受けながら生き続けることが重要になります。どうせなるようにしかならないので、しばらくは戦況を見守ってみようという気持ちで本人も家族もやり過ごしていくことが大事です。投げやりになるのとは違う、ポジティブな思考で治療を継続していきます。

カウンセリング

抗うつ薬の種類

ストレス社会においては、うつ病患者が増加しています。他の病気のように検査をして数値によりわかる病気ではないので、発症に気づくことが遅れがちです。新薬は副作用も少ないですが、改善が見られないときは三環系、四環系の薬を使うこともあります。