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抗うつ薬の種類

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抗うつ薬の効能

現代社会はストレス社会でもあります。このため、うつ病を発症したり、メンタルヘルスに問題を抱える患者が年々増加しています。うつ病は、通常の病気のように検査の結果や数値からわかる病気ではありませんので、うつ病の発症に気づくことが遅れてしまいます。このため、自分でも何となく不調を感じたり、周囲も何となくおかしいと感じられたりしても専門医の診察を受けるまでに時間がかかってしまいます。うつ病の治療にとってもっとも重要なものは休息です。しかし、発症に気づくのに遅れたりして症状が重くなっていると、休息だけでは治療に不十分なことが多々あります。また、うつ病は心の病ではなく、セロトニンなどの脳内物質の異常によって引き起こされる病気ですので、抗うつ薬による治療を行うことで治療することが可能です。抗うつ薬の仕組みは、脳内におけるセロトニンを減少させないようにすることで、治療を行います。すなわち、セロトニンが脳内で取り込まれることによってセロトニン量が減りますので、セロトニンが取り込まれないようにすることで治療を行います。一世代前までの抗うつ薬では、セロトニン以外の神経伝達物質も一緒に取り込まれないようにしてしまうので、それによる副作用がどうしても出てしまいました。しかし、医療が進歩したことに伴い、抗うつ薬もその効能が向上しています。セロトニンだけを選択して取り込まれないようにすることができるようになりました。副作用が出ないようにしつつ、神経細胞から放出されたセロトニンなどが再び神経細胞に取り込まれないようにして、セロトニンの量を増やすことができます。セロトニンは、精神の安定を保ったり、睡眠に深く関わる神経伝達物質です。このため、セロトニンが不足すると、思考がネガティブになったり、内臓の機能や代謝が下がったりして心身を不安定にしてしまいます。これによって、心身に意欲や活力をスムーズに伝達させることができるようになります。抗うつ薬は、新しく開発されたものほど、効果も大きく、副作用も少ないので、できる限り新薬を使う方が治療にとっては効果的です。しかし、効果が高い、副作用がない、新薬となると、薬価もどうしても高くなってしまいます。通常であれば薬価の三割を負担しなければなりませんので、経済的な負担も大きくなってしまいます。この医療費の負担を1割負担にする制度が、自立支援医療制度です。市町村に、主治医の診断書を添えて申請を行うことが必要になります。受給申請が認められれば、受給者証が交付され、診療の都度、受給者証を提示することで1割負担で済みます。有効期間は1年ですが、更新することもできます。一方で、旧タイプの抗うつ薬もまったく使われないわけではありません。新薬を使っても症状に改善が得られない場合、効果が強い旧タイプの抗うつ薬を投与することもあります。副作用が多いという難点はありますが、旧タイプ、例えば三環系の抗うつ薬を投与して、症状を改善させることができます。また、四環系の抗うつ薬は、眠気を誘うため、睡眠障害の改善や不眠治療に使われます。症状などに応じて薬を使い分けることができます。